メールマガジンバックナンバー
第392号☆10月4日 先週の金曜日から臨時国会が始まり…
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2010/10/4 第392号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇
メルマガ読者の皆さん、おはようございます。佐々木憲昭です。
涼しく爽やかな季節になりました。皆さんはお元気ですか。
先週の金曜日から臨時国会が始まり、午後の衆院本会議で菅内閣総理大臣の所信表明演説がありました。菅総理の演説を聞いても、「自民党政治をこう変える」というビジョンと熱意が感じられませんでした。それどころか、財界・アメリカの軍門に完全に屈した姿勢が目立つようになりました。
演説では、「消費税を含む税制全体の議論を進めたい」、法人税は「年内に見直し(引き下げ)案をとりまとめます」、普天間問題は「5月の日米合意を踏まえて取り組みます」、議員定数削減については「年内に方針を取りまとめたい」というのです。……これでは、自民党の悪政を、民主党菅政権が代わって執行するということになってしまうではありませんか。いったい「政権交代」は何のためだったのでしょう。
しかも“ねじれ国会”のなかで、無理やり悪政を推進するわけですから、そう簡単ではありません。そのため菅総理は、さかんに与野党間の「協議」を呼び掛けています。…所信表明でも「与野党を超えた議論」「野党の皆さんと意見交換」「与野党間での建設的な協議」などを連発し、野党に対する“抱きつき作戦”を展開しようとしています。これは、大いに警戒すべきです。
衆議院の代表質問は、6日から7日にかけておこなわれることになりました。先週末に開かれた衆院議院運営委員会の理事会では、どの党が質問するか、どの程度の時間質問するか、議論となりました。民主党が、最初に提案したのは、「民主30分、自民(2人)各30分、公明30分、共産20分、社民15分」というものでした。しかも、「民主党はやるかどうかわからないが枠だけとっておく」と言いました。
私は、「少数野党の発言・質問権を保障すべきだ」と主張しました。また、「民主党がやらないなら、その時間を野党に配分せよ」と求めました。結局、みんなの党、国民新党も質問できるようになりました。政治的な立場は違っても、議会運営で少数政党を排除すべきではありません。それは、議会制民主主義のうえで当然のことだからです。民主党は「今回は認めるが前例としない」などと言いましたので、私は「そんなことは言うべきではない。これからも少数政党の発言権を保障するのは当然だ」と、クギを刺しました。
理事会が終わったあとで、民主党は「今回は民主党は代表質問をしないことにしている」とポツリと言ったので、私は「それなら、なぜ理事会で言わないのか。枠だけ取っておいて後になって放り出すのは、おかしい」と述べました。……どうも、民主党の国会運営は公平・公正さに欠けており、透明度も低いと言わなければなりませんね。こんなことでは、ほんとうに先が思いやられます。……
◇◆今週の「奮戦記」より◆
日銀「国民意識アンケート調査」でも生活不安は深刻
(「奮戦記」10月2日付より)
昨日発表された日本銀行の「生活意識に関するアンケート調査」(2010年9月調査)によると、依然として生活不安が深刻なことがわかります。
たとえば、収入は「1年前と比べ」増えたと答えた人はわずか7%に過ぎず、減ったと答えた人は50.6%にのぼっています。雇用については「1年後を見た勤め先での雇用・処遇についての不安」を勤労者に聞いたところ、「かなり感じる」は39.2%、「少し感じる」が47.9%で、あわせて雇用不安を感じている人はじつに87%となっています。このような国民の生活不安にいかにこたえるかが、政治に問われています。
昨日の菅総理大臣の所信表明演説では、そのための有効な対策が残念ながら示されませんでした。大企業の内部留保が250兆円に膨らみ、空前の「カネ余り現象」が生まれているのに、金融緩和や法人税減税をいくらやっても、効果はありません。
やるべきことは、非正規切りや下請いじめなどをきちんと規制し、大企業の内部留保を暮らしに還元する具体的な方策です。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【10.10.03】消費税廃止各界連絡会・全国代表者会議で国会情勢報告
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101003-151147.html
【10.10.02】日銀「国民意識アンケート調査」でも生活不安は深刻
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101002-222651.html
【10.10.01】今日から臨時国会―総理の所信表明、議員団総会、デモ激励
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101001-164823.html
【10.09.30】愛知と三重の保険医団体連合会から要請を受けました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100930-160927.html
【10.09.29】財界の軍門に屈した民主党菅政権
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100929-162035.html
【10.09.28】衆院議運理事会で仙谷官房長官が召集日を報告
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100928-213122.html
【10.09.27】第2回中央委員会総会終わる―志位委員長が「結語」
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100927-191222.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/
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