メールマガジンバックナンバー
第391号☆9月26日 いよいよ臨時国会の“前哨戦”が…
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2010/9/26 第391号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◆本人がつづる今週の一言◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
あの暑さは「いったいどこにいったのか」と思うような、涼しい日々がやってきました。うれしいかぎりですが、ときどき“寒い”と感じるときもありますから、風邪などひかないよう気をつけましょう。――今年は、暑さがほんとうに長く、“9月まで夏!”という状態でした。このままでは、秋を早足で通りすごし、いきなり猛烈に厳しい冬になりそうだとか…。それも困りますね。私は、北海道で生まれ育ったのに、寒いのはあまりうれしくありません。……
この1週間を振り返ると、いよいよ臨時国会の“前哨戦”が始まったなという感じです。金曜日(17日)に、民主党の鉢呂国対委員長が日本共産党の国対を訪ねてきました。「10月1日から第176回臨時国会をはじめたい」と伝えてきたのです。鉢呂氏は、国会運営に当たって「誠心誠意、野党と協議し、合意できるものは合意をはかりたい」と述べました。
これにたいして、日本共産党の穀田国対委員長は、「臨時国会を開く目的を明らかにすべきだ、補正予算案を出すとなるとその内容を踏まえた議論が必要になる。会期をどう考えているか。また、定数削減問題について菅総理が『年内に』と言及していたが、比例定数80削減は民意を切り捨てるものであって絶対反対だ」主張しました。しかし、鉢呂氏からは、明確な答えがありませんでした。――その後のニュースによると、4兆円程度の補正予算案を出すことが伝えられています。しかしその内容はどうなるのか、いつ国会に提出するのか、明らかではありません。
民主党・菅内閣にとって、衆参「ねじれ国会」のもとでの国会運営は最大の難問でしょう。参議院では与野党の差が22議席もあり、衆議院では与党が3分の2に満たない。……この「ねじれ」は、自民党時代にもなかったたいへんな障壁です。それだけに、民主党幹部は「野党の意見を聞きながら合意をはかって」などと“もみ手”をするような柔軟姿勢を見せていますが、果たしてどうなるでしょう。
先日、第一議員会館のエレベータで民主党議員と一緒になりました。彼はこう言いました。――「私は小沢さんを応援したので、いま党内野党なんです」なんて笑いながら言ってました。国会運営にゆき詰まったとき、この民主党内の“亀裂”がどう作用するか。さまざまな、波乱要因を抱えています。
10月1日に召集される臨時国会は、菅内閣との本格的な論戦の場となります。菅内閣は、財界との関係をいっそう深めており、財界の代弁者としての姿を鮮明にしています。また、外交路線では日米同盟の強化、普天間基地に関する日米合意の実行を宣言しています。このような道は、日本をいっそう深刻な袋小路に追い込むことになるでしょう。
日本共産党は、土曜日(18日)から3日間の予定で、第2回中央委員会総会を開き、参議院選挙の総括といっせい地方選挙・総選挙にむけた方針を議論しています。――私達は、民主党政権とはまったく違う国民本位の路線を対置しつつ、正面からたたかいを進めなければなりません。
◇◆今週の「奮戦記」より◆
中津川の代読拒否裁判――「勝訴だがきわめて不十分」
(「奮戦記」9月23日付より)
発声障害を持つ岐阜県中津川市の日本共産党元市議・小池公夫さんが、代読による発言を認められなかったのは違法だとして、同市と議員ら28人を訴えている裁判の判決が、昨日、岐阜地裁でありました。
「しんぶん赤旗」によると、判決は、障害者に「表現の自由」や「自己決定権」(障害補助手段を使用する自由や障害補助手段選択の自由)があることを認めました。その上で、議会運営委員会が2004年9月から翌年11月までは、小池さんが求める代読ではなく、音声変換機能付きパソコンを使用しての発言だけを押し付けたことについて、「障害補助手段の使用を強制することは議会へ参加する権利を害する」としました。
しかしその一方で、判決は、04年9月までは発言手段を議論していたとして違法性を認めず、05年11月以降についてはパソコン入力を事務職員ができるようになり、原告に負担を強いるものでなかったとしています。
判決を受けて小池さんは、違法性を認められたのが1年3カ月間だけだったことは「すっきりしないものがある。被告は一貫して私の希望を聞くことなく、事実上の発言封じをしてきた」と述べました。――原告は、「勝訴だが、非常に不十分」として控訴する方針です。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【10.09.26】第2回中央委員会総会2日目――討論続く
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100926-211426.html
【10.09.25】第2回中央委員会総会で志位委員長が幹部会報告
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100925-210858.html
【10.09.24】日本共産党と民主党の国対会談。新宿西口で街宣。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100924-220817.html
【10.09.23】中津川の代読拒否裁判――「勝訴だがきわめて不十分」
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100923-221614.html
【10.09.22】検察の証拠隠滅事件――急がれる「取り調べの可視化」
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100922-230541.html
【10.09.21】秋の臨時国会にどう臨むか――党国対会議ひらく
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100921-203438.html
【10.09.20】内閣支持率が上向いても政策が自民党と変わらなければ…
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100920-172037.html
【10.09.19】「思いやり予算」は削減するのが当たり前
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/100919-211804.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/
───────────────────────────────
【憲昭eたより】
▼このメールマガジンは、アドレスを登録していただいた方、佐々木
憲昭のホームページにご意見をお寄せいただいた方に配信しています。
▼配信中止・メールアドレスの変更はこちらからお願いします。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/
▼ご意見・ご感想は[[email protected]]までお寄せ下さい。
発行:日本共産党衆議院議員 佐々木憲昭事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館730号室
TEL:03-3508-3730 FAX:03-3508-7280
佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━