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第236号☆11月9日 今週も議事堂のなかは大揺れ!
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2007/11/9 第236号
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◇◆今週の憲昭さん◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
今週も、議事堂のなかは大揺れでした。――「あいち赤旗まつり」が終わる頃、民主党代表の小沢さんが「代表辞任」というニュースが飛び込み、たいへん驚きました。でも、今週のはじめ、民主党のある議員は「われわれは、いつものことだから別に驚きもしない」と平然としているのです。私は、その態度に驚きました。
しかも、ほんとうに小沢さんは辞めるのかと思ったら、こんどは役員会・議員あげての慰留劇、そして「復活」です。……ん〜、どうなってるんでしょうね。小沢さんの記者会見でも、十分に説明されたとは思えません。
「大連立」については、福田総理が「互いにそういう気持ちが多少でもないと、そういうことにはならないだろう。あうんの呼吸だ」と述べました。しかし「反自公」をかかげて参院選挙をたたかった民主党の小沢代表が、福田首相と密室で「大連立」を協議したこと、そしてその場で拒否しないばかりか「党に持ち帰って検討する」と言ったのですから、それこそ民意に反する行為です。――どうも小沢さんは、「大連立」それ自体を完全に否定しているように思えません。その意味で、これからも「火種」がくすぶり続けることになりそうです。
しかも重大なのは、自衛隊を海外に派兵する「恒久法」をつくる話し合いがなされ、「合意した」といわれていることです。これは、「憲法違反の恒久化」といえるもので、到底、許せるものではありません。
ある議員が、エレベータのなかで話かけてきました。「思いもよらぬことが次々と。国会には、やはり“まさかという坂”があるよ」と。私は、「こう繰り返されると“まさかという坂”が“普通の坂”に見えてきますね」と言ったところ、大爆笑!。――エレベータの扉が開き、それで「お開き」となりました。
さて今週は、政治資金規正法の改正問題を協議するため、与野党の拡大国対委員長会談(国対委員長と実務者が参加)が国会内で開かれました。11月1日(木)からはじまったものです。5日(月)、7日(水)、9日(金)と続けられました。――ほんらいなら、企業団体献金や政党助成金など「入り」の規正についても協議すべきですが、残念ながら協議は「出」の問題に絞られています。
最初は、各党の骨子案や法案・考え方について報告しあい、疑問点について相互に質疑をおこないました。その後、(1)政治資金公開の対象となる政治団体の範囲、(2)公開の範囲と方法、(3)収支報告書をチェックする第三者機関の可否。――この3点にそって論点整理がおこなわれています。
私たちの主張は、政治資金規正というのは、もともと「政治資金の収支」を公開することによって「政治活動が国民の不断の監視と批判の下に行われるようにする」ことが大事だということにつきます。――だから、国民が簡単にこれら資料を入手できるようにすることこそ重要で、自民党や公明党が主張しているように、行政権力や第3者によるチェックを強めることではありません。それは、権力介入につながりかねないからです。
今日の衆議院本会議で、国会が35日間も延長されました。与党は、これでテロ特措法をごり押ししたいようですが、絶対に許すわけにはいきません。いよいよ国会は“解散含み”で、年末に向けて最大のヤマ場をむかえることになります。――反戦平和の日本共産党の存在感がビシッと伝わるよう、私も全力で頑張る決意です。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●財金委で保険金不払い追及しました (11月7日付「奮戦記」より)
衆院財務金融委員会で、生保・損保会社の保険金不払い問題について質問しました。
金融庁の調査では、現時点での不払い総件数が、生保・損保あわせて169万件、1291億円にのぼっています。私は、その原因について「金融の自由化で外資が入り、競争が激化するなかで複雑な商品が開発される一方で、リストラで人員が減らされる。そのため、このような事態を招いたのではないか」と指摘しました。──渡辺喜美金融担当大臣は、明言を避けました。
また、昨年6月、不払い問題で業務停止処分となり、会長、社長が退任するなど603人の処分を出した三井住友海上火災の問題を取り上げました。今年7月に、やめたはずの前会長、前社長が、ほとぼりも冷めないのに「常任顧問」として復活しています。私は「そういう点も踏まえて、調査完了後、金融庁として適切な処分が必要と考えるが、どうか」とただしました。渡辺担当大臣は「今年3月に公表している処分の基準、悪質性や積極性に再発防止に取り組んでいるかなどという観点から、判断をしたい」と答弁しました。
最後に私は、不払いの金額や件数が多い会社の社長、保険業界の団体責任者などを参考人として招致することを要求し、理事会で協議することになりました。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【07.11.09】テロ特措法を通すための国会会期延長に反対しました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/071109-155146.html
【07.11.08】政府・与党が国会会期を35日間延長したいと提案
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/071108-220407.html
【07.11.07】財金委で保険金不払い追及。政治資金規正の与野党実務者協議
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/071107-235132.html
【07.11.06】戻る、戻らない?―国民不在の「密室政治」からは何も生まれない
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/071106-193312.html
【07.11.05】政治資金規正で与野党協議――次回は論点整理
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/071105-195709.html
【07.11.04】なぜ?民主党の小沢代表が辞意表明。愛知赤旗まつりで挨拶
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/071104-200109.html
【07.11.03】名古屋空港でのF-2戦闘機墜落事故で三菱重工に聞き取り調査
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/071103-194309.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/
◎「憲昭eたより」の次号は、11月16日(金)発行予定です。
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