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メールマガジンバックナンバー

第397号☆11月7日 補正予算案は予算委員会の審議に

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
 *--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2010/11/7 第397号
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 ◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
 爽やかな秋晴れが広がる季節になりました。街の木々の葉も、赤や黄色で美しく染め上げられています。皆さんは、いかがお過ごしでしょうか。

 民主党・菅内閣が、補正予算案を提案して約1週間が経ちました。国会は、次第に緊迫の度を深めています。私は、4日に補正予算・財政演説にたいして、菅総理と野田財務大臣に質問をしました。その内容については、奮戦記等をご覧ください。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/kokkai/101104-000000.html

 補正予算案は、予算委員会の審議に託されました。
 野党側は、充実した予算審議をおこなうため、二つのことを求めてきました。ひとつは、小沢一郎元民主党代表の国会招致について民主党としての態度を明らかにすること、ふたつは、尖閣ビデオの国会提出と予算委員会での視聴をおこなうことです。
 ところが、ふたつ目の尖閣ビデオが4日の夜、なんとネット上に流出した事件が発生して重大な事態となっています。海上保安庁が撮影したビデオと同一のものです。いったい、国会でのあの視聴は何だったのでしょうか。――11月1日に衆参の予算委員会理事を中心に約30人がビデオを視聴した時は、外との連絡を遮断されました。議員が携帯を持ち込むことまで禁じられたそうです。しかも、その内容は編集されており時間はわずか6分間にすぎないものでした。外交上の影響を考慮に入れて慎重に扱ってきたつもりだったのに、いとも簡単に44分もの映像が動画サイトで公開されてしまったのです。議会がコケにされたようなものです。いったい管理は、どうなっていたのでしょうか。

 このため、急きょ5日(金)に、野党7党の国会対策委員長会談が開かれることとなりました。その会談で、政府に対してビデオが本物かどうか事実確認を行うとともに、流出の経緯について調査し8日(月)までに報告するよう求めることになりました。また、小沢元代表の国会招致問題では、岡田幹事長に対して小沢氏が応じない考えを明らかにしたため、菅直人総理が「最終的な判断が求められる段階では私も党としての最終的な判断をしたい」と予算委員会で答弁していることもあり、8日までに回答を求めることを確認しました。
 いよいよ明日が、そのヤマ場となります。――補正予算の審議は8、9の両日、菅総理が出席して基本的質疑を行うことが決まっています。与党は、10日に締めくくり質疑と採決を行い、参議院へ送るように求めていますが、野党側の要求にどう応えるのか、それ次第で、どうなるか分かりません。
 10日に採決ができなければ、15日以降にずれ込むことが予想されます。なぜなら、11日から20カ国・地域首脳会合などが行われるため、菅総理をはじめ主な閣僚がその会合に出席しなければならないからです。

 民主党は、いつまでもズルズルと問題の先送りをするのでしょうか。きちんとした対応をしなければ、ますます混迷の度を深めるだけです。

 ◇◆今週の「奮戦記」より◆

 財務金融委で保険業法改正案を審議・可決しました
                    (「奮戦記」11月02日付より)

 自主共済・互助会の活動を継続できるようにする保険業法改正案が、今日、財務金融委員会で全会一致で可決されました。
 2005年に、オレンジ共済などニセ共済の被害を防ぐとして、保険業法が改正されました。しかし、ほんらい対象から外すべき自営業者や保険医などの自主共済も規制の対象となったため、困難を強いられていきました。
 採決に先立つ質疑で、私の質問に対して、自見庄三郎金融担当大臣が、05年改訂時に健全な共済事業を行っていた団体は、基本的に「事業の継続が可能となる」と答弁しました。規制の細目を定める政省令についても「関係団体からの意見聴取も行いながら、適切なものにしたい」と述べました。
 私は、PTA共済や知的障害者の団体など多くの自主共済・互助会を廃業に追い込んだ政府の責任は重いと強調しました。
 内閣府の和田隆志政務官が、野党時代に「本来、(規制対象として)定めるべきものは営利事業で営むもののみにすべきだ」と発言していたことをあげながら、今後、保険業法の規制対象は「営利事業」に限定する方向で検討すべきだと求めました。和田氏は「今いわれたような気持ちをしっかと受け止めていく」と答えました。
 私は「非営利で助け合い事業を行ってきた共済・互助会が自由に活動できるようにすることが大事だ」と強く主張しました。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【10.11.07】赤旗まつり2日目―東海ブロックの参加者と交流深める
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101107-201110.html
【10.11.06】第40回赤旗まつりに参加し交流しました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101106-181426.html
【10.11.05】小沢氏の国会招致――民主党の態度が問われている
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101105-230240.html
【10.11.04】本会議で代表質問――内政・外交で国民は失望・落胆
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101104-221112.html
【10.11.03】第32回愛知赤旗まつりに参加しました
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101103-183542.html
【10.11.02】財務金融委で保険業法改正案を審議・可決
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101102-210621.html
【10.11.01】明日から補正予算案の審議入り――議運委理事会で合意
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101101-210753.html
【10.10.31】民主党政権の1年2ヶ月とは何だったのか
 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/101031-162806.html

◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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