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第223号☆8月3日 参議院選挙で比例代表3人の当選
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2007/8/3 第223号
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◇◆今週の憲昭さん◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
参議院選挙で、日本共産党は比例代表で3人の当選を果たしました。ご支援をいただきました皆さんに、心から感謝を申し上げます。
選挙の翌日、7月30日(月)の朝、7時半より名古屋市の金山駅頭で通勤途上のサラリーマンなどに、宣伝カーでご挨拶をしました。あと一歩で、議席に届かなかった八田ひろ子元参議院議員、それに瀬古ゆき子元衆議院議員などとご一緒にお話をしました。
すると、「八田さんが当選しなかったのは、ほんとうに悔しい。でも、こうやって朝からマイクを握っている姿を見て感動しました」と涙を流してくださった方々が複数いらっしゃいました。その期待に、しっかり応えなければならないと思います。
今度の選挙で、国民の怒りは自民・公明に向けられて爆発しました。小泉政権以来の「構造改革」によってつくられた弱肉強食の社会が、底辺の庶民の怒りをマグマのように蓄積させていたからだと思います。
その受け皿として、野党第1党の民主党に票が集中しました。民主党は頼りになる存在ではないけれど、「政権に近い政党」「いちばん大きな野党」ということで、「与党を負かす」ために入れた、というのが国民の選択だったと思います。特に1人区で、民主党に票が集中したのは、そのためでしょう。
そんななか、日本共産党が比例区で得票数を伸ばしたことは善戦でしたが、なぜ3名にとどまったのか、党の存在感をなぜアピールしきれなかったのか、これらについては戦略・戦術も含めて十分な分析が必要だと思います。
政治支配をねらっていた財界にも痛打を与えました。日本経団連は、小泉時代に2つの手段――(1)経済財政諮問会議をテコとした官邸・行政にたいするリーダーシップの確立、(2)通信簿方式による2大政党への政策買収システムの確立――この2つの手段を手に入れました。それによって、財界による政治と行政への効率的な支配を可能にするはずでした(『変貌する財界―日本経団連の分析』新日本出版社を参照されたい)。
ところが今回の選挙結果は、この財界による政治支配が足もとから崩れるような事態をもたらしたのです。つまり、財界が直接政治をコントロールする手段を手に入れたとたんに、その手段が機能しえない状況を招いたということです。……私はここに、ダイナミックな歴史の弁証法を感じます。
財界にとってのもうひとつの保険であった民主党は、今後、財界との関係をどのようにしようというのでしょうか(修復するのか離反するのか)、また、アメリカとの関係をどうするのでしょうか(党内に親米派と自立派がある)。……いずれにしても、新しい政治のプロセスが始まりつつあることは事実です。
日本共産党の議員数が少なくなったのは残念ですが、逆に、柔軟かつ大胆にいっそう存在感を高めていかなければなりません。私も、そのために全力をあげる決意です。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●駐日米大使と民主党代表が来週会談----テロ特措法延長を認めるな!
(8月3日付「奮戦記」より)
米国のシーファー駐日大使は、今日、日本人記者団との懇談で、民主党の小沢一郎代表と来週会談することを明らかにしました。11月1日に期限切れとなるテロ対策特別措置法の延長問題が主な議題となる見通しだといわれています。シーファー大使は、同法延長に向けて「日本の貢献」の重要性について説明する意向といわれます。
同法の延長については、小沢氏はこれまで反対を表明しています。もしもこの説得で、小沢代表が筋をまげるなら、民主党に国民の大きな批判が集中することになるでしょう。野党は、延長を許さないという一致点で、結束していく必要があります。
もともと、アフガニスタンの軍事介入に日本が加担したことが、アフガン情勢を悪くし、周辺地域にも非常に難しい問題をつくっているのです。この悪法の延長を中止することは、当然です。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【07.08.03】駐日米大使と民主党代表が来週会談--テロ特措法延長を認めるな!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070803-194520.html
【07.08.02】安倍首相のいう「改革の流れ」とは何か、それはどう行き詰まったか
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070802-214335.html
【07.08.01】日本共産党の議員団会議を開き、当選した3人に花束を贈呈
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070801-215318.html
【07.07.31】参議院選挙後はじめての国会対策委員会を開きました
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070731-223156.html
【07.07.30】名古屋市の金山駅頭で訴え----新しいたたかいに踏み出します
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070730-210128.html
【07.07.29】参議院選挙の投開票…自民・公明が大敗、政界は激動へ!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070729-003758.html
【07.07.28】政治戦の最終盤---静岡県浜松市を駆け回って街頭から訴え
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/070728-214416.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/
◎「憲昭eたより」の次号は、8月10日(金)発行予定です。
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